20110917 成田→ダラス→マイアミ


 出発前に黄熱病の予防注射と高山病の予防薬を院外処方してもらったほうがいいといわれた。
 南米は黄熱病汚染地域を含むけど、超高山地帯であるボリビアには感染元の蚊がいないので、ほとんど税関で黄熱予防検査証(イエローカード)をもとめられることはない。だけど、全くないとは言い切れないので平日にみなとみらいの検疫所に行くことにした。
 平日だからかもしれないけど、検疫所はおじいさん、おばあさんが多い。みんなアフリカや南米に向かう猛者たちなのだ。年金受給生活になって、ゆっくりアフリカ旅行なんて、優雅だよね。あたしも腰がたたなくなるまで働きなくないわあ。
 出発前で一番怖かったのはボリビアの高山病。なんせ、有名な観光地のほとんどが高地にあるので、かかってしまったが最後、旅程を完全に組みなおさなければならない。というか、台無しになる。
 高山病に効くといわれるダイアモックスを処方してもらうことになるのだが、日本では認可されていないので、保険の適用されない院外処方となる。近所の病院に行ったら薬を出す出さないで軽い喧嘩になってしまったので、みなさんは登山に理解があり、院外処方してくれる病院に行きましょう。私は出発当日に処方してもらうことができた。

 当日に病院に行くつもりなんてなかったので、時間にあまり余裕がない中で成田についたのだが、アメリカン航空の受付が遅い。。。列に並んでる人は少ないのに、カメの歩みもまだ早かろうという列の進み具合が私をいらだたせる。。。と、いっても列に並んでいる人たちは、たいてい同じ飛行機に乗るわけだから、なんとかなるだろうと思っていた。受付の人たちも焦ってないし。

 実は、飛行機そのものの出発時間が遅れていたのだ。どおりで一人一人の受付時間が長いと思ったよ。
 私の飛行経路はすべて組みなおされた!
 気を使ってくれたのか、到着時間の変更はなし(次の到着時間は翌日!)。おかげで乗り継ぎ時間がとってもタイトになったのだ。ボリビアの首都ラパスまでの直通便は存在しないため、アメリカで一度乗り換える必要がある。乗り換えは一度で十分なのにラパスはなぜかもう一回乗り換える必要がある。すなわち【成田→ダラス→マイアミ→ラパス】と、アメリカ国内線を間に挟まなくてはいけないのだ。
 ダラスの国内線乗り継ぎ時間は2時間弱。マイアミの国際線乗り継ぎ時間は、きっかり1時間と鳥肌物のスケジュールをいただいてしまった。本当に大丈夫かと、特にマイアミの1時間は正気かとチェックインの係員に聞いたが、問題ないとのこと。

 『ホーム・アローン』のように空港内をダッシュしている人は意外とお目にかかれないのだけど、今回の旅行では私、2回走ったからね。思った通り、乗り継ぎトラブル起きたよ。