『戦慄怪奇ファイルコワすぎ!史上最怖の劇場版』


映画のパンフレット買ったよ。200円だって。安いね!

僕は野村芳太郎の『八つ墓村』がとても好きなんだけど、あれはトップスターを2年間くらい拘束して、日本中を飛び回りながらロケした作品で、制作費が7億円かかったらしいです。高いとは思いますが、7億で済んでいるのも逆にすげえなとは思います。これは俳優を長期間拘束できるのも古き良き時代の大作映画だからかなあと思ったのは、別な監督のトークイベントで話を聞いたときなんだけど、ホラー映画だと5日間くらいで撮っちゃうんだよ!大変だよ!という話をされていました。

本作シリーズの白石監督は2日で撮っちゃう監督です。劇場版はどうか知らないけど、4作目の花子さんの特典映像だと2日だと言ってたね。素人でもわかる無茶な日程。結構ロケとかやってたし、日照時間も気にしなくてはいけないから恐ろしくタイトだよね。「低予算で好きなことをやりたい」のハードルがどれだけ高いのかうかがい知れます。

本シリーズは気づけば全部見てしまったんだけど、シリーズを重ねるごとにホラーというよりアドベンチャーになっていて、カッパ、花子さん、序章あたりが好きですねー。特に序章と劇場版は劇場で見れたのがよかった。主人公工藤の、「目的のためには手段を選ばない」を地で行く超強行取材をみんなで笑える楽しみ。