子連れ狼 三途の川の乳母車(1972)

HGUC 1/144 MS-09 ドム 黒い三連星トリプルドムセット (機動戦士ガンダム)

　拝一刀強すぎでしょう。一対一の真剣勝負がほとんどなかったのは一刀の強さを引き立てるからか？しかし、一刀を苦しめた剣客がほとんどおらず、みんなものの数秒で倒されているのは驚きます。柳生はもっとしっかりしないと！
　今回の敵、明石柳生は女忍者集団。柳生の遣い小角は明石柳生の力を疑うと、「力を見せてやる！」といきがり、小角の刺客相手に力を証明します。明石柳生は部屋の入り口に固まり、小角の刺客相手に一言。「この部屋からでてみよ」。刺客一人対明石柳生。ここで明石柳生は、その冷酷凶悪な本性をあらわにします。味方なのに刺客の体の部位を一つずつ切り落として殺すという、どろろもビックリの大残酷。おそるべし明石柳生。でも忍者ひとりを集団でリンチしても全然強さを証明できてないよ！
　ストーリーはあってないようなもので、ほぼ全編戦いっぱなし。鬼神のごとき強さの拝一刀に対し、物量作戦で次々襲い掛かる明石柳生。結果として道を歩いていても、通りすがる人がことごとく人殺しという、冥府魔道を地でいく構成になってます。拝一刀も柳生に負けじと斬った相手という相手から大量の流血シャワー。すばやい動きで刀を回す中、真っ赤に染まっていく画面はさながら血の嵐。全編が殺戮！すごい映画だ。おおらかな時代ですなー。
　あんまり強すぎて、ラストで要人護送を襲う一刀が鬼に見える。もはや正義ではない。
　見所はオープニングと明石柳生連戦。クライマックスの砂丘戦です。ギミックいっぱいで面白いっすよ。