WrestleMania21 Goes HOLLY WOOD Disc2

WWE レッスルマニア21 [DVD]

JBL(c)対ジョン・シナ WWE王座戦

 JBL、さすが一年間スマックダウンを引っ張ってきただけあって、プロモでも風格が出てきています。強くて憎い悪役が板についています。抗争は大して長くないんですが、盛り上がるカッコいいプロモに。いつものキメ台詞が最後にビシッときまります。「なぜなら、私こそが、レスリング・ゴォォォォッッッド!!!」
 入場も華やかでした。護衛つきのリムジンの長回しから紙ふぶきまで凝ってます。
 試合はちょっとPPV、しかもレッスルマニア王座戦にしてはイマイチです。確かにシナの技術は高くないかもしれませんが、もうちょっとシナに何かさせてもいいんじゃないでしょうか。この短さはあんまりだ。

HHH(c)対バティスタ 世界ヘビー級王座戦

 こちらのメイン戦も色々言われてますが、僕は好きですよ。レッスルマニアのメイン戦にふさわしい抗争の長さ、役者、カタルシスの得られる展開だったと思います。観客も一番盛り上がっていたし、僕自身も痛快でしたよ。試合を終始動かしていたのはHHHでしたが…。
 HHHは入場のカッコよさがありえない。これまでのHHHの入場で一番凝ってるんじゃないでしょうか。時間もメチャクチャ使ってるし。モーターヘッドがあの独特の声で生演奏ですよ。そこへHHHが突然登場。入場時のポーズもいつもよりきまってます。バティスタと向き合うときの表情もWWEの頂点に立つ男として申し分のないオーラを感じます。うん、やっぱり僕はHHHの入場が一番好きなんですね。日本公演で見たときも入場だけで金払った気になったもん。
 HHHとバティが向かい合うと流石に半年間抗争を続けただけあってメインのオーラが流れ出てきます。二人ともでかいし、カッコいい。
 試合展開は基本的にHHHが攻めつづけます。しかし、改めてHHHのプロレスは重厚ですねー。ゆっくりしてますよねー。確かにとっつきは悪い。だからわりと好き嫌いが分かれるんでしょうね。HHHの攻めにフレアーのダーティーファイトがスパイスになってます。バティの怪力が存分に発揮されるのは終盤ですね。終盤はやっぱりHHH戦の定番が披露されますが、やっぱりこれは何度見ても盛り上がります。
 バティのアルティメット・ウオリャーのモノマネは何を意味しているのか…。
特典映像
予告編集で好きなのはHHH対バティスタですね。しかし、いずれも凝ってます。映像レベルはここ数年で間違いなく上がってますよ。
ハリウッド映画パロディ版レッスルマニア予告集面白いのは『氷の微笑』編と『タクシードライバー』編ですね。前者はセリフも間も絶妙。クリスチャンがいい味出してます。後者は各レスラーの個性が出てて楽しいですね。
キャリア・ハイライト集マイケルズ編のスイート・チン・ミュージック連発の編集は気持ちいいし、アンダーテイカーのプロモが収められてたのはうれしかったです。テイカーのプロモは本当にカッコいい。
レッスルマニア・ウィーク・プロモーション特に面白い点はなし。モーターヘッドとHHHのセッションは途中から明らかにHHHが退屈そうで面白かったですよ。
 
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