ハリーポッターとアズカバンの囚人

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 特別版 [DVD]
ごめんなさい。原作全然読んでません。アホな記述は読み飛ばしてやってください。
■ストーリー
魔法学校三年生になったハリーポッターたち三人組。今回の主軸はアズカバンの囚人、シリウス・ブラック。脱獄不可能の刑務所から初めて逃げ出してきたとされる恐ろしい脱獄囚です。シリウス・ブラックはどうやらヴォルデモートの手先でありハリーに危険が迫っている模様。監獄の看守ディメンター達はブラックを追って学校も警備するようになったが、気に入らない者は無差別に悲しみの中にどんどん取り込んでしまう粋な化け物です。ディメンターの恐怖に取り付かれたハリーは克服しようと「闇の魔術に対する防衛術」に精を出すのでした。そして学校にもブラックの影が忍び寄ります…。
 
 ハリーポッター、シリーズ第3作です。僕はこのシリーズ嫌いじゃないですよ。魔法の演出が楽しくて二時間弱肩の力を抜いて楽しめる感じ。今回もミスリーディング満載のミステリーに楽しい魔法が一杯で楽しめました。今回出てきた魔法や魔法生物のバリエーションはシリーズでもかなり多かったんじゃないでしょうかね。いずれもストーリーにちゃんと絡んでていい感じです。賢者の石ではあまり活躍しなかった人の住む絵や『死霊のはらわた』にでてくるような乱暴な木も今回は存在感を発揮してますね。『バロン』の死神を連想させるディメンターはカッコよかった。
 しかし、ハリーたちは成長したねぇ。金髪エリートのライバル、マルフォイとか微妙に面影がなくなりつつあるよ。そのせいか子供っぽいシーンは結構少なくなってます。三人組はなんかトゲトゲしてるけど反抗期を表現してるのかねぇ。ロンとハーマイオニーがお互いを意識し始めるような描写も成長の証か!?でも後半やたらとハーマイオニーとハリーがベトベトしてるのはいかがなものかと。ハリーには今のところヒロインがいないから仕方ないかもしれませんが、まぁハーマイオニーが実はビッチだったという展開なら大歓迎ってことですよ。マルフォイはテキトーに脚本書かれたのかキャラクター変わってないってかむしろヘタレに退化してて泣けます。
 今回はちょっと入り組んだネタの為か先生の出番が減ってます。素人が見てても計算された無駄のない脚本なんだなぁってわかりますよ。今回は人気のある先生とない先生がはっきりわかる感じ。スネイプ先生は物語とあまり関係ないのにやたらと顔を出してきます。人気があるんだろうね〜、やっぱり。背高いし不気味な雰囲気がたまんないもん*1。逆にマクゴナガル先生は出番激減。かわいそ〜。
 初登場は占い学のシビル・トレローニ先生。あまりアクがなく、ハーマイオニーにいいとこもってかれた感じ。次回登板は厳しいかも。そして毎回必ず先生が変わる「闇の魔法に対する防衛術」にはリーマス・ルーピン先生。毎回必ず物語に深く絡んできます。この講義の先生を注目してれば物語にしっかりついていけるのでわかりやすいですね。
 伏線張りまくりの面白い脚本なんで普通に楽しめると思いますよ。

*1:でも実は一番背が高いのはマルフォイなわけですが