リック・フレアー自伝備忘録6

リック・フレアー自伝 トゥー・ビー・ザ・マン
ついに完結!Woooooo!WWFWWE時代の話です。WWE リック・フレアー アルティメット・コレクション [DVD]にも取り上げられた、グリーンビルでのHHHとのヘビー級王座戦にて感動のフィナーレです。
前半は少し不安な展開でしたが、後半になるにつれ、人間リック・フレアーがむき出しにされるようなつくりになっていてとても興味深かったですね。アメプロ好きなら必読書といえるでしょう!

21章

 ビンス・ルッソーの章です。WWFアティチュード時代の脚本家であり、WCWに移籍した人ですね。ジム・コルネットとの対立により移籍したようです。コルネットはよく喧嘩しますね。意外と政治家です。
 ビンス・ルッソーをけなしていますね。マクマホンなしではアイデアをまとめることができない人間とけなしています。...そこまでマクマホンをほめなくてもよかろう。
 ポール・ヘイマンをべた褒めしています。彼の作り出したのはハードコアスタイルのECWなんですが、想像力と人を見抜く力はやはり認めざるを得ないのでしょう。どうも組織の元では働けないような人だという認識が伝わっているようですが、彼にはまだプロレス業界で存在感を示してもらいたいですよ。
 スコット・スタイナーをボロクソにけなしています。チキン扱いですね。プロレスラーのいじめっ子ってかなりたちが悪いですよ。
 ベノワとケビン・サリバンの話*1に少し触れています。やはりベノワの退団はサリバンの力が大きかったのでしょうか。ベノワはベルト戴冠後、即退団したので、戴冠はやっぱりうれしくなかったのかな?
 ビショフが戻ってきました。本の調子も欝モードです。ビショフは今でも仕事仲間なんですがボロクソですね。本当に嫌いなんでしょう。
 WCW末期、とうとう俳優が王者になってしまいました。フレアーは彼に対して同情しています。俳優自身も戴冠を困っていたようです。
 デビッド・フレアーステイシー・キーブラと付き合っていたようですね。フレアーはデビッドに苦言を呈していますね。フレアー自身いえた口じゃないと思いますが、フレアーの気持ちもわかります。しかし、ステイシーがデビッドと付き合っていたのはしらなかった…。デビッド、テストとなかなか男を上げられませんナ。
 友人ワフーの死です。葬儀に参加できなかったことを悔やんでいます。死ぬ直前、WCWの職員がワフーを知らないという末期状態を見せていて、なんともやるせない場面になっています。
 最後にちょっとだけビンス・ルッソーのフォローです。でも、ビショフは許せないようです。

22章

 最も有名なレスリング誌デイブ・メルツァーの「レスリング・オブザーバー」を一応、評価しています。
 WCWがついに消滅です。最終回でのWWFをボロクソにけなしたマイクはやらされ仕事だったって、本当かなぁ?
 WCWでの不遇時代、フレアーは自信を失いトレーニングも怠るようになります。
そして不安なままRAWに復帰。
 テイカー戦ではやはりターンバックル一回転を一度失敗していたようです。フレアー自身もこの試合はお気に入りのよう。テイカーに対してはかなり高い評価です。確かにストライカ*2としては最も完成されたスタイルを持っていると思いますよ。
 ビショフもWWEにやってきました。

23章

 本当に、本当にビショフが嫌いなようですね。オフィスに殴りこみにいったこともあると。今もビショフはRAWに在籍しているわけですが、良好な関係を築いてほしいですね。
 グリーンビルでの「フレアー感謝祭」です。企画したのはトミー・ドリーマーだって。確かに、そういうことを思いつきそうな人ではあります。
 ここから話はフィナーレへ。フレアーは自信を取り戻し、家族との絆も回復します。レスリング生活や家族の生活での近況、そしてフレアーの伝説を作ってくれた関係者に感謝することで物語は終わります。
 う〜ん、ヨカッタ。最後にフレアーがフレアーらしさを取り戻せてよかったよ。

*1:ベノワの妻、ナンシーは当時、ケビン・サリバンの妻。ベノワは不倫していたんですね〜。そしてサリバンはWCWのブッカーです。ベノワ立つ瀬なし

*2:打撃中心のレスラー