ウォーク・ザ・ライン/君に続く道(2005)

カントリー・ミュージックの偉人ジョニー・キャッシュホアキン・フェニックス)。兄の死、父との不仲、恋人とは理解を得られず、成功しても酒、薬、女に溺れる。
そんなドロドロの人生を歩むレジェンドだが、彼の心の支えは憧れの女性歌手ジューン・カーター(リース・ウィザースプーン)。歌手になってから、一緒に仕事をする機会が増えた二人。ジョニーとジューンは一緒の仕事を増やしていき、ジョニーはジューンに惹かれる気持ちが強まる。
しかし、ジョニーをよく知るジューンだけに、恋人にはなれないのだ。

 なんか、最近は「重い人」というイメージのホアキン
 飛行機の中で見たんですが、ちょっと気持ち悪かったのに、ホアキンの重い顔のせいでもっと気分が悪くなった。ハイテンションな役柄が多いリース・ウィザースプーンも今回はダメ男を見つめる静かな役です。この人、役の幅を広げたね。
 これもミュージシャンがどん底から復活しましたってストーリーです。
 周りから助けてもらいながらも、腐り続ける主人公というのは本当に重い。ジョニー・キャッシュは自己嫌悪に陥りながらも、薬依存の生活から抜け出せない。鬱屈と密閉間があります。
 アウトローどん底からカムバックするという王道のストーリーで、カッチリまとまってはいるんですが、ちょっと尺が長すぎたかもしれない。
 ホラーやコメディだと、どの映画も90分ばかりで、ときどき二時間を超える映画観たりすると長さを感じることがあるのよね。