ウェディング・クラッシャーズ(2005)

結婚式ってさ、大規模なパーティーで、ちょっと部外者が紛れ込んでもばれないでしょ...。
そんな頭の悪いことを考えたのは、女と騒ぎに目がないジョン(オーウェン・ウィルソン)とジェレミー(ヴィンス・ヴォーン)。事前に結婚式の日時と場所、パーティーの規模と参加者の人間関係を調査し、何食わぬ顔で式にもぐりこむ!
二人のチームワークは抜群。ウェディング・クラッシャーズ115の鉄則で羽目を外さない予防もバッチリだ。
しかし、ある結婚式でジョンは美人の参列者クレア(レイチェル・マクアダムス)に一目ぼれする。ジョンは思わず鉄則を破り、クレアのホームパーティーに招かれることに。

 昨年は公開第3週目で『チャーリーとチョコレート工場』を引き摺り下ろし、堂々の全米一位に輝いたラブ・コメディー。R指定なのに、すごいぞ!アメリカはコメディーが強いねえ。
 だけど、日本では劇場公開すらなし。ビデオスルーなんだけど、DVD発売されたのかしらん。まだレンタルビデオ店では見かけてないな〜。
 
 クレアの家族がメチャクチャなのと、節操ないクラッシャーズの二人がいつバレて断罪されるかというスリルが、ストーリーの魅力なんだけど、基本的に軽いノリとテンポを楽しむ作品。
 特にウェディング・クラッシャーズが次々と結婚式に乗り出す序盤は非常に楽しくてよい。なんかとてつもなくバカな楽しみを堪能してる感覚が伝わってきます。
 レイチェル・マクアダムスは悪女に見えるし、オーエン・ウィルソンも誠実な男に見えない。レイチェル・マクアダムスは頭の悪いマッチョな金持ちと尻の軽そうなイケメンの選択に迫られるわけだが、他に選択肢ないのかよ!落ち着け!と突っ込んでしまう。オーエン・ウィルソン選んでも長持ちしそうにないぞ!まあ、いいけど。
 処女「はロマンチストでしつこい」というネタは酷いけど笑った。「実は処女じゃなくて良かったね」というオチのつけ方もあんまり酷くて笑ってしまった。
 なんか総じて頭の良くないコメディなんだけど*1、ノリはいいので、全米一位、MTV最優秀映画賞をとったアメリカ・ラブコメディーの底力を伺うことはできるんじゃないでしょうか。

*1:そこがいいんだよ!