RVD One of Kind (2/2)

WWE ロブ・ヴァン・ダム ワン・オブ・カインド [DVD]
Disc2
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ジェフ・ハーディ(2001WWEインヴェージョン)

 いい試合でした。短時間でしたがインパクトある場面は多かったです。
 気になったのは序盤の攻防ですがジェフ・ハーディー、あまりRVDのスピードについていけてませんね。息のバッチリあっていたジェリー・リンはやっぱりすごいんだなぁと再確認させてもらいましたよ。
 この二人、もうちょっと長い試合してくれないかなぁ・・・。

クリス・ジェリコ(2002WWEキング・オブ・ザ・リング)

 うむ〜。やっぱりジェリコは上手いなぁ。序盤から終盤まで本当に流れが安定しています。RVDは職人ジェリコの流れに乗っている感じ。試合は荒れないのでWWEに来たRVDの試合というのが表現されてると思います。

ECWとWWEの比較

 暴れたりず、欲求不満な感じがにじみ出ていますね。プロレスの華麗さ、トップに立てるカリスマ性はあるので、ひと暴れしてほしいですよ。NWA-TNAもRVDみたいな選手を引き抜くと結構面白いことになると思うんですが。

対クリスチャン(2003WWE RAW)

 クリスチャン、やっぱり上手い。今のポジショニングは低すぎですよ。RVDのよさ、ハシゴ戦の魅力を存分に生かした名試合です。Disc2の中では一番面白い試合でしたね。お互いにハシゴをどう使ったら面白いかをいろいろ試している創意に満ちています。RVDはもちろん独創性の固まりのようなレスラーなんですが、クリスチャンも負けていなかったですよ。ラストのインパクトも十分。
 クリスチャンはインパクトのあるフィニッシュ・ムーブがほしいですね。個人的にはクリスチャンのレスリングは非常に渋い印象を持ってます。キャラは毎回立っているだけにもったいない。最近ひそかに応援し始めましたよ。

特典映像
スーパースターまでの生い立ち

 これは面白かった!幼少時のメガネ姿はかなり衝撃的です。今の姿からは全く想像がつきません。しかし、10代になってからは完全に今のRVDですね。天真爛漫な自由人。学校の枠に収まりきれず暴れまわっているエピソードはほほえましいですね。目立つために学校の屋根からムーンサルト二回やったのはスゴイ。でも芯の強さも伝わってきます。こういうのカッコいいね。

コスチューム・デザイン

 RVDにコスチューム・デザインは欠かせませんね。独創的でありながら、とてもRVDに似合ってます。精神的にも肉体的にも軽やかだけど、過激な面を併せ持つRVDの側面がよく表現されてます。でも、当初はかなり冒険だったんだろうなぁ。RVD以外は似合う人が見当たらないデザインですよ。派手すぎ。

フロッグ・スプラッシュ特集

 エディとRVDには明確な形の違いがありますね。全然気づかなかった。不覚!個人的にはRVDのフロッグ・スプラッシュのほうが高くて華麗ですね。エディは上手いし、ラッソ・フロム・エルパッソも封印気味なので別のフィニッシュムーブが欲しいところ。キャラは立ちまくりだし、レスリング技術もトップクラスなのでフィニッシュムーブがフロッグ・スプラッシュ一本はもったいない!

フィギュア・メーカー訪問

 RVDのインタビューもらしさがでてて楽しいんだけど、メーカーの社員さんのノリがよくて結構面白かったですね。社員さんも慣れてるのかなぁ。RVDとの交流はラフで軽快な感じでした。

夢の対決:RVDジミー・スヌーカ

 ジミー・スヌーカってすごいムキムキだったんだね〜!レスラーの意見ではスヌーカの勝ち。そりゃそうだ。みんなスヌーカに憧れて業界に入った世代なんだし。

レッスルマニアRVD

 そういえばRVDレッスルマニアで目立った活躍はありませんね〜。来年は大舞台で長時間のハシゴ戦(望むらくはTLCの復活)あたりで暴れまわってほしいです。

素顔のスーパースター

 コーチのインタビュー、微妙です。質問内容はユーモアに満ちてたんだけど、すべりまくり。RVDもテンション低すぎです。疲れてたのかな?

RVDプロモ1、2

 神秘的な映像はなんか違う気がするなぁ。スタッフはRVDの魅力をよく理解できてないのでしょうか。自由奔放、天真爛漫な天才型というのがRVDで押し出すべきイメージのような気がします。coolな印象を喚起させる発言も集められてますがRVDはハードコアマッチが得意で芯を通す熱い男ですよ。

対ボールズ・マホーニー(1999ECWアナーキー・ルールズ)

 ボールズ・マホーニー見てジャマールを喚起してしまったんだけど、ジャマール自身、マホーニーにはかなりインスパイアされる部分は大きかったのではないでしょうか。マホーニー、上手いですね。超巨体の戦い方、魅せ方というのをよく示しています。マホーニーが攻めてる場面は実はそんなに多くなくて、RVDが結構攻め込んでいるんですが、あまりそんなことを感じさせない。要所要所で強烈なインパクトを残します。やっぱ巨大な人は豪快なスープレックスを見せてくれないと。ロープ際の攻防に課題が残りましたが、両者共に自分のよさを生かしあったいい試合でしたね。
 あと、この試合結構な数の客がビール飲んでて、床がすごい汚いんですが、普通ダメですよね?マホーニーが結構ビールを利用してましたがビールの持ち込み可はそのためなんでしょうか?
 え〜、オーディオ・コメンタリーはあまり面白くなかったです。ポール・ヘイマンRVDも昔を振り返ってばかりでわざわざこの試合のコメントにすることもない感じ。

サブゥー戦(1996ECWホルスタイン・シティ・ショーダウン)

 この二人の試合に外れなし。戦い方似てるし、お互い何試合もやってるだけに気の知れてる仲。かみ合わないわけがありません。先述したRVDサブゥーではハプニングのため見れなかった両者の思い切った戦いがここでは見られます。RVDは序盤で観客の視線を集めるのが相変わらず上手い。サブゥーがきっちり受けてくれるので、RVDは思い切って飛ぶまくってますね。
 序盤こそ妙にレスリング臭い攻防を繰り返す両者ですが、後半はそれを全く忘れたように両者飛びまくり。ハードコアでしかもハイスピードでテンポもよい。特にサブゥーは相変わらず攻守に切れがあります。キビキビしてて間の悪さを全く感じない。インディーめぐりをしているのが本当にもったいない人材ですよ。
 二人とも大技の出し惜しみが上手く、フィニッシュ付近では僕も叫んでました。「ECW!ECW!」なんて。やはり本DVDのベスト試合ですね。

対パット・ローズ(1993WCWサタデーナイト)

 RVDのデビュー戦ですね。とても新人とは思えない試合運びです。デビュー戦にもかかわらず、今のRVDを髣髴とさせるキック主体の独創的な動きを繰り出しています。相手のパット・ローズもちょっと驚いている感じ。中盤は少しパット・ローズが主導権を握りますが、大部分はRVDペース。実況のJRもエライ新人が出てきたと狂喜したことでしょう。このころからオーラですぎ。面白かったです。