スーパースター100人を語る!

第一回:リック・フレアー

勢いではじめた企画なんだけど、100回続くのだろうか。語ることはそんなにたくさんあるのだろうかという不安は忘れながら、だらだら書いていこうかなと思ってます。
記念すべき第一回は、やっぱり、生ける伝説リック・フレアー!この人がいなければ、僕がWWEを見ることもなかったでしょう。なぜかというと、最初にWWEを見たときに出会ったスーパースターがリック・フレアーだからなんです。忘れもしない、最初の出会い。なんとなくテレビ東京をつけてみたら、なんだかリングでたくさんの外人がワイワイ騒いでいるんですよ。レスリングしないでなんか、劇をやっているんですね。なんかヘンなことやっているなぁと番組を見続けてしまいました。
リングに上がっていたスターで覚えているのはステファニー・マクマホンとリック・フレアーだけですが、そのストーリーはステファニーとHHHの結婚式のものであったと思います。ステファニーが偽装妊娠して、HHHと無理やり結婚しようとしていたことがばれるスキットですね。フレアーはここで何をやっていたかというと、結婚の仲介人として参加しようとしていた役柄だったと思います。しかし、式の途中で州警察がフレアーはその州に入ることは禁止されているとかいって、しょっ引かれていく。式はメチャクチャになり、最後はステファニーの偽装妊娠がバレルというものでした。今考えると、フレアーの役柄はそんなに大きいものではなかったのですが、それでもしっかり覚えているのは、フレアーの存在感と、すばらしいオーバーリアクションの賜物なんでしょう。
フレアーはその後、テイカーやビンスと絡んでいきますが、序盤はずっとフレアーに注目していたのは間違いないでしょう。
フレアーに注目したおかげで、受身や相手を立てるムーブに視点が向くようになりました。(フレアーの魅力は相手を強くみせる激しい受身と、相手を応援したくなる攻撃スタイルにあります。よって、ヒールになることが多いのですが、ベビーフェイスもきっちりこなせるところはさすがレジェンド。)プロレスの醍醐味を教えてくれたのもフレアーですね。
ダイヤモンドは永遠に輝く!私もまた然り!」や「リムジンを乗り回し、飛行機で世界を飛び回る!世界中の美女の唇を奪い!Wooooooo!...そして泣かせた」といった暑苦しくて、自信満々なマイクが全くイヤミに聴こえず、引き込まれてしまうのもステキです。
なぜ、僕はフレアーに魅了されるのか。それは他の人が持たない絶対的なオーラと抜群のマイクパフォーマンスなどから引き出されるカリスマ性にあるんでしょうね。人間くさいヒールの役柄とプロレススタイルは個人的にツボなんですが、そこに裏打ちされたプロ意識と高い技術が明らかになったとき、フレアーは文句なしのレジェンドとして僕の中で認知されたんでしょう。
これからもずっと、やられっぷりで世界を魅了して欲しいですね。Wooooooo!