エクソシストの解釈

町山智浩アメリカ日記」より
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20050305
エクソシストの恐怖は思春期に入った娘を持つ親の恐怖という解釈です。面白い考え方ですね。確かにこの映画、悪魔パズスの存在は恐怖の対象ではない気がします。焦点が向いている登場人物が、母親と重厚な人間ドラマを展開するカラス神父であるため、カラス神父を巻き込んだ家族ドラマであるという解釈は違和感なく受け止められます。
そうなると、オーメンも父親が子供を殺すべきか逡巡する場面にもっと時間を注いでいれば家族ドラマとしての側面が深まり、ドラマの厚みが増していたかもしれません。
しかし、リーガン、メリル神父、カラス神父はかっこよかった。
やっぱりエクソシストは僕の大好きな映画です。
去年公開されたエクソシストの新作はこけちゃったなぁ…。