寝台特急あさかぜ

今年の帰省はid:Evocacionに誘われて、
ブルートレイン第一号のあさかぜを利用しました。
今年を最後に廃線なんですね、しくしく。
その最後の雄姿を拝まんと、
東京駅には大勢の鉄道マニア達がスタンバイ。
カメラの閃光と歓声の中、寝台特急あさかぜ、堂々の入場です。
ほころびや錆は歴史の聖痕。
全身を染める青は媚びず、曲らず、まっすぐに生きてきた誠の色。*1
列車を歩くと、家族の団欒が!駅弁の匂いが!
流しっぱなしに出来ないため、使いにくい洗面台に
分別ができず、ゴミ袋も敷き詰められていないゴミ箱など、
車内はレトロな感覚に酔わせてしまう装置があちこちに仕組まれています。*2
ここで「ガタン!」と大きな振動が。
あさかぜは振動の調節が出来ていないらしく、
ゆりかごのような揺れを演出してくれます。*3
昭和の名残を感じるいい機会でしたわ。
はてなでチロチロっと観ていたら、あさかぜ観たかった人はいたようで。
朝起きて景色を眺めていたら、ときどきカメラを構えた人たちが登場してくるのは驚いたな。下関でもフラッシュに出迎えられました。

*1:車内販売はないと事前に予告されていたが、自販機も無いという漢っぷり

*2:4号車に設置してあったシャワー室を使ってみたかったが、自分の寝室とあまりに距離があったことと、いつも利用中であったことから進入を断念。一通りB寝台を探索したが、おそらくシャワーはB寝台全体で一部屋。

*3:僕は正直酔ってしまった