意見を求めたいのですが

以下の四冊、どれを買うべきか非常に迷っているであります
参考になる意見を聞かせていただければ幸い。

人生は3つ数えてちょうどいい

全日本のレフェリー、和田京平さんの自伝。
レフェリー暦30年だけに興味深い内容と思われる。
発売されたばかりだから、なんとなく話題になってる本。
レフェリーの視点というのは新鮮かもしれない。

私はいかにハリウッドで100本の映画をつくり、しかも10セントも損をしなかったか―ロジャー・コーマン自伝

B級映画の帝王として知られるロジャー・コーマンの自伝。
amazonでの紹介で十分と思われるのでそのまんま引用

『金星人地球を征服』等のSF物、ポー原作の怪奇物、お色気物にアクション物―製作費数万ドル、撮影期間1週間といった条件で、売れる映画をつくり続けたロジャー・コーマン。彼のもとには、若く未経験だが才能ある人々が集まった。フランシス・コッポラマーティン・スコセッシ、ジャック・ニコルスン、ピーター・フォンダジェイムズ・キャメロン…。これらコーマン・スクールの卒業生たちの証言をまじえ、伝説の監督、プロデューサー自身が語る、痛快な映画人生。

B級に限らず、すべての映画ファンが
満足できるようなつくりになっていると予想されます。

君は小人プロレスを見たか (幻冬舎アウトロー文庫)

これは安いから買うかも。
重そうですが、WWEを見る限り一度は考えるべき問題だと思います。
WWEはエンターテイメント路線ですが、
ストーリーがときどき過激なギミックを使用し、
世間のヒンシュクをかうことが少なくありません。*1
"ミゼット*2レスラー"の登場もその一つといえるでしょう。
この団体はいまだに"ミゼットレスラー"を雇って登場させています。
"ミゼットレスラー"は背の小さい人間を不快にさせるという理由で、
良識人からバッシングを受ける可能性を秘めています。
それでもユージンギミックや"ミゼットレスラー"などを
使い続けるのは、WWEが世間に対して良識というものを問い直させているのでしょう。
この本の著者は日本人です。
日本では過激なギミックはありません。
もちろん小人プロレスなんて観たこともありません。
おそらく、いわゆる良識派によって職場を失っていく小人レスラーの半生が哀愁をもって語られているんでしょう。センチメンタリズムに流されてしまうのは用心しなければならないかもしれません。
小人レスラー自身の視点、良識派のなかに含まれる、背の小さな人たちの視点。
これはWWEサイドでは見えない視点として価値があるかもしれません。*3

封印作品の謎

以前にも紹介しましたね。
まだ買ってないっす。
前掲の小人プロレスの本とかぶるのではないかと思ったり。

*1:たとえば性倒錯ギミックのゴールダスト。たとえばホモセクシャルを扱ったHLAやガン&パルンボ。たとえば精神障害をあつかったマンカインド。たとえば知的障害児をあつかったユージン。たとえばネクロフィリアを扱ったケイン...数えればきりがないな。頭いたい。うまく利用した例もあれば、大失敗した例ももちろんあります。

*2:midgetは侮蔑用語です。日本語でいうところのチビ!にあたります。現在のWWEが小人レスラーをミゼットと呼んでいるかは知りません。

*3:レスラー自身のネガティブなコメントはなかなか語られないことがありません。また、団体から去ってしまったレスラーの場合はネガティブなコメントばかりで信憑性が消えている場合もあります。