ラヴクラフトの「インスマウスの影」を読みました。

怪奇小説の王道を行くような物語でした。
さびれた町、インスマウスは付近の人々を近づけない怪しい雰囲気と噂にみちた土地です。
ここに興味を持った主人公が寄り道してインスマウスを見学するのですが、そこでインスマウスの恐怖と秘密の歴史を知り、危機に陥っていく…というあらすじです。
怪物との追いかけっこはどきどきしましたが、訳の人が悪いのか、ラヴクラフトの独特の文体のせいなのか、途中ものすごく読みにくくてかったるい部分があります。
不安感を盛り上げる演出には力を入れていて、怪物の登場までゾクゾクさせてくれます。乱歩の小説を思い出させるおどろおどろしさをもってます。
が、心から楽しめたというほどではなかったかな。
ユズナの映画を見てラヴクラフトの魅力を探ってみますか
クトゥルー神話って作品中では明確に語られないのね。