RUSHとアメリカンハッスル観たよ

violent_jef2014-03-27

RUSHとアメリカン・ハッスル
どちらも1970年代を舞台にした映画なんだが、
どちらもヒロインがタバコを吸うシーンが頭に残る。

1960年代を舞台にしたファクトリーガールでは
スーパーモデルのイージーセジウィックがタバコをすっている。
彼女の部屋に飾ってあったのは1961年「ティファニーで朝食を」の
オードリ・ヘプバーンだ。彼女の写真として余りにも有名なこのポスターは
ヒロインのホーリー・ゴライトリーがタバコを吸っている場面である。
1970年代、初の女性アンカー登場を取り上げた「俺たちニュースキャスター」でも
女性のタバコは印象的に使われている。最初の数シーンはタバコから先に登場しているのだ。

アメリカの女性の喫煙率は1970年代にピークを迎えるが、
WHOが禁煙推進に力を入れるようになり、
喫煙規制が強まっていくのも1970年代である。
この後、喫煙率はどんどん落ち込んでいくのだ。

「今とは違う圧倒的な男性社会でがんばる自立した女性」の記号として
 女性の喫煙が使われているようだ。

さて、RUSHの取り上げているF1だが、
はぐれ貴族純情派って雰囲気で大変興味深い世界であった。
近年では広告規制が入ってきて、
車体からタバコメーカーのロゴマークが消えつつあるようだが、
F1といえばタバコスポンサーって思う人は結構いるらしい。
スポンサーとしてのタバコメーカーの存在は大きく、
ジェームズ・ハントマクラーレンにもでかでかと
マルボロのロゴが入っているのが印象的。
のちの時代のセナやシューマッハの車体も
しっかりとマルボロ印が入っている。

以上、私はタバコ吸わないからね、吸う人たちの文化は気になるよねって話でした。